車を預けている間の、移動と費用

入庫前に、人数・用途と日額を確認
借りられる車が、いつもの生活に合うか。

レンタカー特約は必要?代わりの車と自費負担で判断する

鈑金現場の手配方法から、
自分に必要な補償を考えます。

入庫前に、人数・用途と日額を確認
借りられる車が、いつもの生活に合うか。
公開: 更新: 執筆:保険整備屋保険商品の確認日:2026年10月10日
3秒で結論

車がないと生活に困るなら、レンタカー特約を検討。

使える別の車や移動手段があり、必要な費用を自費で負担できるなら、付けない選択も。

無料代車の条件と、特約の対象・日額・日数・追加保険料を確認して選びましょう。

レンタカー特約は、事故などで自分の車を使えない間に借りるレンタカーの費用に備える補償です。対象や上限は契約によって異なります。

この記事は自動車保険の契約・更新前の選び方を扱います。旅行で借りるレンタカーの事故補償・免責補償の説明ではありません。

01無料代車は、車種と利用条件を確認

「代車がある」だけでなく、生活に合う車を借りられるかが大切です。

鈑金現場での経験

私の現場では、入庫前に用途と日額を確認します

自社の代車を使うこともありますが、レンタカー特約を使う場合は、提携するレンタカー会社へ手配を依頼することがほとんどです。

  1. STEP 01人数・用途を聞く

    人数と使い方を、事前に確認。

  2. STEP 02日額と合わせる

    必要な車と、借りる費用を調整。

  3. STEP 03入庫と同時に乗り換え

    入庫日に工場へ車を準備。

こうした手配をしており、私が対応した範囲では、後から用途に合わなくなったケースはありません。

自社へ直接依頼されたお客様と、取引先からレンタカー手配を依頼された案件での経験です。すべての修理工場に共通する運用ではありません。

伝えるのは、必要な人数と使い方。送迎、荷物、チャイルドシートなど、普段の使い方を入庫前に伝えましょう。希望の車を借りる費用が日額の上限に収まるかも確認します。

無料代車と、保険の補償は分けて確認

工場などのサービス

無料の代車

借りられる車種・期間・提供条件を、依頼先へ確認。

保険の特約

レンタカー費用

対象となる事故や故障、日額・日数の範囲で費用を補償。

付帯サービス

ロードサービス

移動の支援内容・使える場面・期間を、別に確認。

例えばAXAパイロットガレージの無料代車は、空き状況に制約があり、車種の指定もできません。これは同サービスの条件です。利用する工場の条件を個別に確認しましょう。[1]

特約を付けても、希望する車が必ず用意されるわけではありません。手配先や保険会社への事前連絡も確認が必要です。[2]

02修理日数と補償日数は別

納車まで、レンタカー費用が無制限に出るわけではありません。

私が見ている修理現場では、事故車が多い繁忙期や、部品がすぐに届かないときに、納車が先になることがあります。

車を預ける期間

工場の混雑・部品の到着・修理内容で変わる。

工場へ確認すること:納車見込み
費用が補償される期間

契約上の限度と、起算日・終了条件で決まる。

保険会社へ確認すること:対象になる最終日

例えばソニー損保の2026年10月版約款には、日数の限度に加え、買い替えた車の取得日や修理後に車が戻った日などの終了条件があります。「上限日数まで必ず使える」とは限りません。[3]

納車見込みが延びたら、補償の残りも確認。延長できるか、上限を超えた分はいくらかを、保険会社・手配先に確認しましょう。

事故後の連絡・見積もり・納車までを整理したい方へ車両保険で修理する流れ記事を読む

03対象・日額など6項目を確認

特約名が似ていても、使える条件は同じとは限りません。

付けるかどうかから考えたい方は、先に代わりの車と自費負担で判断する章へ進めます。

日額は、1日あたりに支払われる金額の上限です。借りたい車の料金だけでなく、付属品などの費用を含むかも確かめます。

見積もり・保険証券で確認する6項目

分からない項目は未確認のまま、保険会社へ確認しましょう。

確認済み確かめること
事故・故障・盗難のどれに使えるか
車両保険の有無、自走・搬送の条件
1日の上限と、含まれる費用・自己負担
上限、数え始める日、終了する条件
連絡先、指定会社、事前承認の要否
特約あり・なしの年間総額の差
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商品によって違う条件の例

車両保険との組み合わせ

必須かどうかを確認

ソニー損保は車両保険付きの契約が対象。三井ダイレクト損保は、車両保険を付けずにセットできます。[2][4]

事故と故障の違い

故障も対象とは限らない

ソニー損保の故障時の補償には、別の故障補償特約の支払対象となることなどの条件があります。三井ダイレクト損保の商品説明では、故障は対象外です。[3][4]

商品例の確認日:2026年10月10日。三井ダイレクト損保は2026年4月1日以降始期の約款も照合。ソニー損保の故障への拡張は、2026年1月1日以降始期などの条件があります。契約の始期日(保険が始まる日)に合う約款で確認してください。

車両保険の対象事故に連動する商品では、一般型・エコノミー型の違いがレンタカー費用の補償にも関わります。自損事故でも使えるか、見積もり先へ確認しましょう。[3]

対象になる事故の違いを知りたい方へ一般型とエコノミー型|自費負担で選ぶ記事を読む

工場の提携先と、保険の対象になる手配先は別の確認です。工場が手配する場合も、保険会社の指定・承認条件を満たすか確認しましょう。[2]

等級も確認しましょう。ソニー損保はこの特約だけの利用では等級が下がりません。三井ダイレクト損保も2024年9月1日以降始期の契約では同様ですが、車両保険なども使う場合は別です。[2][4] 等級が下がる仕組みを見る →

04代わりの車と自費で判断

「車が使えないと、生活と家計にどれだけ困るか」で考えます。

特約を検討する例

  • 通勤や送迎に車が欠かせない
  • 無料代車や家族の車だけでは用途を満たしにくい
  • レンタカー代を自費で払う負担が大きい

付けない選択の例

  • 家族の車や公共交通で生活できる
  • 無料代車の条件で困らない
  • 必要な移動費を自費で負担できる

無料代車を使う前提なら、借りられない場合の移動手段や費用も考えておきます。特約の追加保険料と、備えたい負担が釣り合うかを比べましょう。

私ならどう考えるか

私は運転頻度が高く、車がないと生活できません。保険を見直すなら、レンタカー特約も追加の候補にします。これは私の生活に合わせた判断例です。別の車や移動手段を使える方なら、判断は変わります。

05特約あり・なしの保険料を比較

他の補償をそろえて、追加する費用を確かめましょう。

特約あり年間保険料
差を確認
特約なし年間保険料

他社と比べる場合は、対象・日額・日数・手配条件の違いも確認します。名前が同じ特約だけをそろえても、同じ条件とは限りません。

今の契約で十分なら継続、補償を変えたいなら条件変更、比較先が足りなければ他社の見積もりも集める、という順で判断できます。

補償全体もそろえて比較したい方へ見積もりを比較する10項目記事を読む

すでに事故が起きている方は、その事故時点の契約を保険会社に確認してください。これから付ける特約を、過去の事故に使えるという意味ではありません。

まとめ必要な車と、負担できる費用で選ぶ

  1. 人数・用途に合う代車を借りられるか確認。
  2. 修理が終わる日と、補償が終わる日を分けて確認。
  3. 自費の負担と追加保険料を比べ、付けるか選ぶ。

比較の振り返り

未確認の項目だけ、6項目の詳しい条件に戻って見積もり先へ確認しましょう。

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確認した公式資料

確認日:2026年10月10日。商品・契約の始期日で条件が異なります。掲載した例は、各商品の条件の一部です。

  1. アクサ損害保険:AXAパイロットガレージの無料代車とレンタカー費用補償特約同社提携工場サービスのFAQ。無料代車の空き・車種の制約を確認。
  2. ソニー損保:事故時レンタカー費用特約車両保険との組み合わせ、手配先、等級への影響を確認。故障の拡張は2026年1月1日以降始期等の条件あり。
  3. ソニー損保:普通保険約款・特約(PDF・2026年10月版)事故時レンタカー費用補償特約、第2〜5条・第7条。対象、故障時の条件、日数・終了条件を確認。
  4. 三井ダイレクト損保:レンタカー費用特約車両保険なしの付帯、故障の扱い、等級への影響を確認。本文の等級説明は2024年9月1日以降始期の契約。約款のしおり(PDF・2026年4月1日以降始期)レンタカー費用補償特約(実損払)第1〜4条・第6条も照合。